「とにかく型、とにかく姿勢」
と、初めの3年は絶対に自分の姿勢に手を抜かない、と心がけていました。
初めてすることは、先人や歴史に学ぶのが一番。
父の教えの通りやるしかないと思いました。
自分の生活だけやっていればいい年齢のころ
「とにかく型」の、この意味を完全には理解していなかったなと今は思います。
46歳になり、子供や両親の生活に合わせていくことも生き方のひとつとなりました。
特に子供が小さかった頃は子供のことが心配だったり、
泣いてたのにおいてきちゃってよかったのかとか気になったり、
仕事に集中するまでのエネルギーがたくさん必要でした。
そんなときには、
心と体に染みついた
「手技の型」「メンタルの型」にとても助けられました。
集中するべき「そこ」にすぐに心が戻り、立つことができました。
私たちの姿勢は
体調や天候、前の日の過ごし方などで
簡単に変わってしまう、と私は考えています。
好きじゃない姿勢で鏡に映った自分を見ればちょっとがっかりするかな?
どんなコンディションのときでも姿勢とメンタルの型があれば
日々を生きるには楽なんじゃないかな、と思います。
意識して姿勢を変えることは、本来とても大変なことです。
無意識にバランスセンサーが働くようになるまではなんとなくめんどくさい。
姿勢が保てるようになるまでは「あーまたダメだったじゃん!姿勢なんてよくならないじゃん」と途中リタイアの誘いもたくさん。
なぜいま、姿勢について(今までもさんざん言ってたのに)なのか。
自分の子が、姿勢についていろいろ聞いてくるくせに
いざアドバイスをすると、イライラし始めて結局放棄、を何度か繰り返しているからです。
まー、身近な人間の言うことなんて聞かないよね、と思いますが、
どうやって姿勢の大切さを伝えるか、また新しい経験をしています。
身内に姿勢の型を伝授しながら、
イライラしないように「メンタルの型」を使っています。
、という話です。