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- トーエンの我がまち探究 おとなの社会見学
2024年11月 8日
【トーエンの我がまち探究〜おとなの社会見学〜 No.2】
四季折々の草花が訪れる人々を楽しませ、野外イベント等で賑わう静岡県営吉田公園。ここから見える煙突のようなもの。吉田町の地場産品『鰻』と関係あるってご存知でしたか? ※画像1
じつはコレ、煙突ではなく、日本エア・リキード静岡工場の酸素と窒素を製造する精留塔という設備なのです。(『リキッド)ではなく『リキード』なのがカッコイイ!)
なお現在、上記工場での製造は休止していますが、液体ガスのハブ拠点として重要な役割を担っているとのことです。 ※画像2
みなさんは理科の授業で沸点・融点という言葉を習ったことがあるかと思います。空気(大気)の主な成分は、窒素・約78%と、酸素・約21%。空気を原料に、これらの沸点の違いを利用して空気を分離する深冷分離という方法で酸素、窒素を製造します。(はぁ〜がんばって書けた!)
また、LNG(液化天然ガス)を気化させる工程で発生する冷熱を利用することで省エネルギーに貢献しながら酸素、窒素を製造する工場が、近隣では愛知県の田原市となります。
このような設備で製造された窒素は、不活性ガスという特性から、半導体関連の素材を製造する工場や、地場産業である製茶や水産加工をはじめとした食品製造業では食品の酸化防止用にパック充てんされるほか、マイナス196℃という低い沸点を利用して食品の瞬間冷凍や輸送、研究施設などで液体窒素が利用されています。 ※画像3
また酸素は、高温を必要とする金属の溶断、レーザー加工やガラス素材製品の製造をはじめ、医療用ガス、さらには地場
産品である鰻を生きたまま運ぶ活鰻輸送など、わたしたちの身近な暮らしに役立てられています。 ※画像4
なお、日本エア・リキードさんのルーツは、当社が100年ほど前に高圧ガスを取り扱うようになった際にお世話になった
帝国酸素さん。現在もお取り引をさせて頂いております。
ちなみに煙突(ほんとは精留塔)が見える県営吉田公園では、レジャーの秋に吉田クラフトフェア、商工会青年部が企画運営する吉田野営などイベントもたくさんあり、当社では吉田野営で打ち上げられる花火にも協賛しています。
ぜひ県営吉田公園にお出かけ下さい。そして煙突のようなものが見えたら、この記事のこと、当社のことをちょこっと思い出して頂ければ幸いです。
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